ハマス、イスラエルの合意不履行により人質解放を延期へ

パレスチナのイスラム組織ハマスは10日、過去3週間、イスラエル側による「停戦合意の違反と不履行を観察してきた」として、15日に予定されていた人質解放を延期するとの声明を発表した。
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ハマスは、イスラエルによる違反行為として、ガザ北部への避難民の帰還の遅れ、避難民への発砲、ガザへの人道支援物資の輸送でイスラエルに問題があることを指摘した。
イスラエル人人質の移送は、イスラエル側が「義務を果たし、損害を補償するまで、追って通知があるまで延期される」とのこと。
これに対し、イスラエルのカッツ国防相は、イスラエル人人質解放の停止は「停戦合意の完全な違反だ」と非難。合意の違反に関連する「あらゆるシナリオ」に備えるようイスラエル国防軍に命じた。
1月19日、ガザ地区での停戦合意が発行した。第1段階では、42日間の停戦期間中にハマスがイスラエル人の人質33人を解放することになっている。
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