スロバキア、ウクライナへのガス供給停止を検討

スロバキアはロシア産ガスの輸入を停止し、燃料不足に陥ったウクライナをトルコ経由のロシア産ガスで支援しているが、この供給を停止する可能性を検討している。
この記事をSputnikで読む
スロバキアは2月6日、ウクライナ西部ウジゴロドとの間にあるパイプラインでガスの供与を開始し、その規模は日量750万㎥に達する。ウクライナがロシア産ガスの輸送を停止したため、市場では価格が高騰しており、こうした中でウクライナへの追加供与が始まったため、状況はさらに悪化している。
そこでフィツォ首相はウクライナへのガス供与を停止する「モラル上の権利」があるとコメントした。この場合、ウクライナは第三国を経由せず、ロシアからの直接輸入を再開する可能性があると見られている。
なお、フィツォ首相はロシア政府とトルコ政府の努力により、ロシア産ガスがトルコ経由でスロバキアに供給されるようになったと述べ、関係国に謝意を表した。
スロバキアは2月1日以降、トルコ経由でロシア産ガスの輸入を再開している。ロシア国営企業「ガスプロム」社との契約は2034年まで有効。
現在、ロシア産ガスはトルコ経由でのみ欧州に輸出されている。
コメント