日本自動車工業会によると、日本から米国には1年間で148万台の自動車が輸出されている(2023年)。トランプ大統領は、これまで不当に安価な輸入車が流入していることで国内の自動車産業が打撃を受けているなどとして、自動車への関税措置を導入する方針を繰り返し示していた。先にトランプ大統領は貿易相手国が高い関税を課している場合、その国からの輸入品に対する関税を同じ水準に引き上げる「相互関税」の導入を検討するよう指示していた。