「彼ら(西側)はおそらくロシアを弱体化できると考えたのでしょう。私は最初の瞬間から、この戦争によってロシアは戦前よりも強くなると確信していました。これが我々の歴史です。第一次世界大戦、そして第二次世界大戦。戦争の初期には弱かったのです。戦争が進むにつれて、ますます、ますます、ますます強くなるのです」
また西側はロシアとの協力を放棄することで、ロシアと中国の協力を深めるという歴史的過ちを犯したと指摘した。これによりロシアと中国は少なくとも100年間は強固な協力関係を築き、国際政治をリードすることになるという。
そのため、ロシアとの協力においては中国との協力が前提になると分析した。
オルバン首相はエネルギー安全保障についても言及、ロシアとの協力再開を呼びかけた。欧州は安価なロシア産燃料と自らの高度な技術を武器に国際競争力を維持してきたが、燃料を失い、ドイツの産業が衰退した今、かつてのモデルに代わる戦略は存在しないとし、ロシアとの協力が不可欠と呼びかけた。
ウクライナ紛争については、半年以内に終結するとの見通しを示した。欧州では現在、ハト派が優勢になっているとのこと。