トゥスク首相は、出席者らはウクライナ問題の解決に向けた緊密な協力が必要であるという点で合意しただけだと指摘した。
重要な問題の一つは、西側諸国によるウクライナへの軍隊派遣の可能性だった。専門家らの指摘によれば、この問題については合意が得られなかった可能性が高い。
スターマー英首相は、必要であればウクライナに軍隊を派遣するとの構えを示していたが、どれだけの英国軍が派遣されるのか、どのような役割を果たすかについて話すのは時期尚早だと指摘した。また、英国を含む欧州の軍隊派遣は、米国からの安全の保証が裏付けとなるべきだとした。
プーチン大統領とトランプ大統領による電話会談を含む米国の立場に照らして、マクロン仏大統領の発案によりウクライナと欧州の安全保障について協議が行われた。ドイツ、英国、イタリア、ポーランド、スペイン、オランダ、デンマークの首脳のほか、フォン・デア・ライエン欧州委員長、NATOのルッテ事務総長が出席した。