USAIDがトランプ政権により業務停止になる直前の1月に公表した報告書によると、USAIDは「ウクライナの自信を強化する取り組み」というプログラム実施のため、国際開発企業「ケモニクス・インターナショナル」と契約。2014年以降これまで、4段階に分けて計5億1000万ドルが投入されていた。
報告書にはプログラムの目的について、「国の統一を強化し、欧州大西洋路線に向けたウクライナの改革を支援すること」と記載されている。
「ケモニクス・インターナショナル」はワシントンに本部を置く、USAIDの国際援助プログラム実施を担う主要企業。過去にはシリア反体制派支配地域(当時)で活動していたボランティア組織や、アフガニスタンのテロ組織との関係が疑われる団体への援助に関する疑惑の的ともなっていた。