ホワイトハウス報道官が日本を名指しで批判、「米国産コメに700%の関税」

ホワイトハウスのレビット報道官は11日の記者会見で、米国の輸出品に高い関税をかけている国のひとつとして日本を挙げた。
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一方、日本は年間およそ77万トンを「ミニマムアクセス米」として政府が関税をかけずに輸入している。この枠組みで日本は2023年度、米国、タイ、オーストラリア、中国などからコメを輸入しており、このうち米国からは最も多い34万トン余りを輸入している。
ミニマムアクセスの枠で輸入したコメは日本政府が管理し、多くは加工用や家畜のエサ、海外への食料援助などとして使われている。
一方、この枠外で輸入する場合には1キロあたり341円の関税をかけている。農林水産省によると、これを税率に換算すれば778%になるとのこと。
高い関税がかかる民間でのコメ輸入は米国に限ってみていくと、137トンにとどまっている(2024年度)。
林官房長官は午前の記者会見で「国家貿易で輸入する『ミニマムアクセス米』は関税を無税とし、それ以外の輸入には1キログラムあたり341円の関税が課されている。アメリカ政府関係者の発言の逐一にコメントすることは差し控えるが、いずれにせよアメリカ側と意思疎通を図っていきたい」と述べた。
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