【視点】オウム真理教、ロシアで大規模に暗躍していた カルト宗教研究の権威に聞く

地下鉄サリン事件から30年。カルトに入信した人を救出する活動を行っている聖チハノフスキー人文大学アレクサンドル・ドヴォルキン教授に、 ロシアにおけるオウム真理教の活動について話を聞いた。ドヴォルキン氏はロシアにおけるカルト研究の第一人者だ。
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90年代、オウム真理教はロシア政界とつながり、テレビCMを出し、ラジオ番組を放送した。金に物を言わせてプロのオーケストラに麻原彰晃が作曲した曲を演奏させた。理系の若者が多数オウムに入信してしまった。
オウム真理教は信者をロシアの特殊部隊で訓練させただけでなく、ロシアから購入した軍用ヘリを使い、空中からサリンを散布する計画を立てていた。サリンのレシピもロシアから手に入れた。
ドヴォルキン氏はロシアで行われたオウムの裁判を傍聴。上祐氏が出廷していた。オウムはやり手の弁護士を雇っていたが、敗訴した。オウムはロシアで禁止されたが、8年前、オウムの残党と接触した。
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