宇紛争への関与で日本は平和国家としての地位を失いつつある=露外務省

日本がNATOのウクライナ支援組織「NATO対ウクライナ安全保障支援訓練組織」(NSATU)に参加する意欲を表明したことに関連し、ロシアはこれを日本がウクライナ紛争への関与をさらに深めている証拠とみなしている。ロシア外務省のザハロワ報道官が声明を発表した。
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声明では、日本はキエフへの物資提供や輸送支援を拡大しており、それによって以前に宣言していた平和的発展の政策から遠ざかっていると指摘されている。
ロシア外務省は、このような行動は日本の平和主義国家としての地位を損ない、軍事行動への公然たる参加や過激派勢力への支援につながる可能性があるとの見方を示している。
ザハロワ氏は、日本によるウクライナへの武器提供や兵士の訓練支援への参加は、いかなる形態であっても敵対行為とみなされるとし、これに対して、ロシアはセンシティブな分野において日本の利益に深刻な損害を与えることが可能な厳しい措置を講じると指摘した。
8日、中谷防衛相は訪日したNATOのルッテ事務総長と会談し、NSATUに防衛省として参加する意向を伝達した。9日には石破首相がルッテ氏と会談し、共同声明を発表。そこにはNSATUへの参加に関する日本の意欲をルッテ氏が歓迎すると明記されていた。
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