モルドバ正教会のマルケル大主教は記者団に対し、「空港へ向かう途中に何度も警察に止められたため、そのたびに車を乗り換えなければならなかった」と語った。
マルケル大主教は「復活祭を前にエルサレムから聖火を持ち帰ることができると信じている」と述べ、自身の務めを果たすことへの期待を示していたが、叶わなかった。モルドバ当局に対しては、復活祭を前に状況を悪化させないよう呼びかけていたが、聞き入れられなかった。
「理由もなくモルドバを出国することが許されなかった。違反事項は何もなかった」
この日、大主教はこれより前にも出国を試みたが、当局に妨害され出国できなかった。