米国防総省が今までに侵した情報管理違反 ワースト5

米国防総省が大混乱となっている。ヘグセス米国防長官が民間のメッセージアプリ「シグナル」を通じ、イエメンの反政府勢力フーシ派に対する米国の軍事作戦情報を妻や弟、自分の弁護士が含まれるグループチャットでシェアしていたというのだ。
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米国防総省はこのニュースを否定し、同省に不満を抱いている元職員らによるものと説明している。
ここで、今まで米国防総省に起きた大きな情報漏洩事件を辿ってみよう。
「シグナルゲート」 (2025): 『アトランティック』編集長のジェフリー・ゴールドバーグが、イエメン攻撃を協議するトランプ政権のチャットグループに誤って含まれていたことが発覚。国防総省の職員3人がこのため更迭された。
ディスコードにリーク (2022–23): マサチューセッツ州兵情報部門のジャック・テシェイラ隊員(21)はウクライナ戦争と米国が同盟国に対して行う諜報活動の機密をサーバーに流した。
アフガニスタン文書リーク(2010): チェルシー・マニングはウィキリークスにアフガン作戦についての91 000の報告書を密告。これには民間人に出た犠牲、カオス、失敗が記載されていた。
イラク文書リーク (2010): イラク戦争に関する39万1 000 件のレポートがウィキリークスに漏洩。同戦争で民間人が残酷な扱いを受け、殺害された事実と戦略の失敗が記載。
米国防総省の文書リーク (1971): ベトナム戦争に関する機密7000ページが漏洩。米当局の体系的な虚偽と実際の失敗が記されていた。
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