外相級協議の延期でキエフの短期間停戦への期待が薄れる

英ロンドンで開催予定だったウクライナに関する外相レベルでの協議が先送りされた。これは短期間の停戦を実現するというキエフの期待に打撃を与えた。
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米国がルビオ国務長官とウィトコフ特使はロンドンで開催の協議に出席しないと発表したことを受け、英仏独3か国の外相が参加を取りやめたため、英外務省は協議レベルを格下げして実施すると発表した。
報道によると、米国は7項目の和平案を提示する予定だった。停戦、ウクライナのNATO加盟拒否、クリミア及びその他の領土をロシアの一部として承認すること、ザポロジエ原発を米国の管理下に置くこと、対ロシア制裁の解除などが盛り込まれているという。ウクライナのゼレンスキー氏は22日、クリミアをロシア領として承認する可能性を否定、その後、ルビオ国務長官はロンドン訪問をキャンセルした。
ロシアのペスコフ大統領報道官は協議の先送りについて、当事者間の意見の相違が原因ではないかとの見方を示した。これに先立ち、同氏は、ウクライナ情勢の解決をめぐるロシアと米国の交渉には時間がかかるため、直ちに成果を期待すべきでないと述べていた。
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