泊原発3号機が事実上の合格、原子力規制委が審査書案取りまとめ

北海道にある泊原子力発電所3号機について、原子力規制委員会は、新しい規制基準に適合しているとして、30日に事実上の合格を示す審査書案を取りまとめた。申請から11年以上の歳月が過ぎており、北海道電力は2027年の再稼働を目指す。
この記事をSputnikで読む
30日に開かれた規制委員会の定例会合では、地震や津波の評価や対応のほか、重大事故時の対策として新たに設置した設備などを確認した結果が示された。会合で規制委員会は全会一致で決定し、事実上の合格を意味する審査書案を取りまとめた。
今後は、一般から意見を募るパブリックコメントなどを経て、正式に合格とする見通し。
北海道電力は2013年7月に再稼働の申請を行ったが、敷地内の断層をめぐって、規制側から「北海道電力が示したデータでは信頼性が足りない」などと指摘されていた。
コメント