遺骨は1913年、日本に住んでいたスコットランド出身の英国人医師から大学に提供されたという。現地では4月30日、アイヌ民族の団体も参加して遺骨を引き渡す式典が開かれた。
遺骨は北海道にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の慰霊施設に納められる予定。
アイヌ民族の遺骨は19世紀後半から20世紀前半にかけて研究目的などで国外に持ち出されていた。海外からの遺骨返還はドイツとオーストラリアに続いて今回で3例目。
英国ではロンドンの自然史博物館にもアイヌ民族の遺骨が保管されており、日本政府は返還を請求しているという。