IT・科学

アップル、iPhone生産をインドへ移管:「中国の時代」は終焉?

米アップルは、今後数年以内にiPhoneの生産をすべてインドに移す計画。インドの政治家ジョティラディティヤ・シンディア氏がニューデリーで開催された会議で述べた。同氏によると、この決定はグローバルサプライチェーンの大規模な方向転換の結果であり、インド産業への信頼のしるしだという
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現在、iPhoneの大半の組み立ては中国にある台湾フォックスコンの工場で行われている。一方、米中貿易摩擦を背景に、アップルは生産拠点の多様化を積極的に進めており、インドのパートナー企業との協力を強化している。すでに現在、インド国内でタタ・エレクトロニクスやフォックスコンと協力している。
シンディア氏によると、インドは各メーカーに「手頃な価格、信頼性、独創性」を提供している。チャンドラ・セカール・ペンマサニ通信担当閣外大臣は、10年間でインドは携帯電話の輸入国から最大の輸出国の1つに様変わりし、2023年には3億3000万台を生産、そのうち5000万台が輸出されたと付け加えた。
これより先、アップルは3月にインドから過去最高額となる20億ドル相当のiPhoneを輸出したと報じられた。同社は2026年までに米国市場向けiPhoneの大半をインドで生産する計画。
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