岩屋外相、パキスタン外相に対話求める

日本の岩屋外相は9日、パキスタンのダール副首相兼外相と電話会談し、カシミール情勢について話し合った。日本側は、インド、パキスタン双方の自制と対話を通じた安定化を求めた。
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岩屋外相は、「印パ双方で民間人に犠牲者が出ることは痛ましい」としたうえで、報復の応酬とエスカレートを懸念しているとした。
また、「テロはいかなる理由によっても正当化できず、あらゆるテロを断固非難する」と伝え、カシミールで発生したテロ事件の公正な調査と犯罪者の処罰が重要との認識を示した。
ダール外相からは、今回の事態についてパキスタン側の立場の説明があった。
岩屋外相は7日には、インドのジャイシャンカル外相とも電話会談をし、パキスタンとの対話を呼びかけていた。
4月22日、カシミールのインド実効支配地域で観光客ら26人が死亡するテロ事件が発生。インド政府はパキスタンを拠点とする武装勢力が犯行を行ったとして、今月7日にパキスタン側実行支配地域を攻撃した。双方が相手の攻撃で自国側の民間人に犠牲者が出たと主張している。
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