RTは映像について、同社の戦場記者ブラド・アンドリツァ氏が、第42親衛自動車化狙撃師団の第70親衛自動車化狙撃連隊の露兵から提供を受けたと説明している。輸送車はウクライナ軍から奪取したものを修理して使用されているという。
だが、一部のフランスメディアはこの映像を「フェイク」と疑っている。「旗の縁が非常にぼやけており、色彩も鮮やかで、映像の他の部分から際立って目立つ」「画像の操作を検出するツールで分析した結果、旗の領域が操作されており、旗が追加・加工されている可能性がある」と主張。元のファイルがなければ判断は難しいとしながらも、「現段階ではこのビデオの信憑性を確認することは不可能」としている。また、「M113ではなく露製のBTR-MDM『ラクシュカ』ではないか」と指摘するメディアもあった。
これに対しRTは「フランスのプロパガンダは嘘をついている」と完全否定し、反論。同じ装甲車の前後の映像も含めたロングバージョンの動画を公開した。さらに、「AIのGrokは映像の真実性を確かめた」と主張している。