毎年春に行なわれている、 内閣総理大臣が主催する桜を見る会をめぐってスキャンダルが起き ている。安倍首相が自身の任期の間、 桜を見る会に支持者や自民党関係者ばかりでなく、地元の有権者、 後援会の会員を多数招待していたことがわかると、 安倍首相は厳しい立場に立たされた。野党や日本の世論は、 安倍首相が、税金で開催される桜を見る会を利用して、 自身の政治的地位を強め、 地元との繋がりを強化しようとしたとして批判を展開している。 反社会的勢力が参加するなど、 桜を見る会の招待者基準も当初の趣旨とは大きく外れたものになっ ている。また、ホテルニューオータニで行われた会の前夜祭で、 後援会関係者に格安で飲食が提供されたが、 それをめぐる参加費の流れも不透明で、 安倍首相が桜を見る会を私物化した疑いをより大きなものにしてい る。