「キャンペーンのシンボルとして「シェドゥ」を選んだ。体は雄牛または獅子、5本の肢をもち、翼は鷲、頭は人という怪物だ。シェドゥの石像は宮殿や客間の入口に設置され、警備をしていた。キャンペーンの参加者はこのシェドゥの写真を撮って、#savethesheduというハッシュタグで写真をSNSに掲載するのだ」と同美術館。なお美術館は彫像その他メソポタミア美術のコレクションを有している。
プーシキン美術館の古代文明ホールの入口には有翼の雄牛の姿のシェドゥ像が飾られている。イラク北部ドゥル-シャッルキン(現ホルサバード)にあるサルゴン2世(前722-705)の宮殿に飾られていたオリジナル(ルーヴル所蔵)のコピーだ。
ニムルードやホルサバードの古代遺跡や古い楔形文字、彫像、アッシリア王の生涯を描いたレリーフと同じく、これら都市を守護していたシェドゥも破壊された、と同美術館。