国務省の日曜の発表より。
金曜、イエメン首都サナアの2つのモスクで自爆テロ犯が複数の爆発を起こした。150人が死亡した。のちイエメン北部のサアダ市で2つの爆発があり、少なくとも33人が死亡した。サナアの爆発についてはテロ組織「イスラム国」が犯行声明を出している。
「イエメンにおける安全保障環境が悪化していることを受け、米国政府は一時的にイエメンからスタッフを脱出させることを決めた」という。
政治危機が尾を引くイエメン情勢はここ最近、著しく悪化している。イエメン南部では「アラビア半島のアルカイダ」が跋扈し、イエメン中央部では首都からアデンに逃げ出しているアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領の軍隊と「アンサル・アラフ」運動を母体とする武装シーア派支援勢力との抗争が続いている。