フィリピン軍の発表をAFPが伝えた。
イスラム主義者12人が捕虜にとられ、53人が負傷、武装勢力のテント8箇所が壊滅した。フィリピン軍側は6人が死亡、33人が負傷した。
フィリピンはキリスト教が支配的な国であるが、南部にはイスラム教徒が多い。政府と最大のイスラム組織であるモロ民族解放戦線の戦いは1971年から続いており、これまでに12万人が死亡している。
両者は2012年に和平合意に調印した。「戦線」はミンダナオのフィリピンからの分離独立を諦めることになった。しかし、かわって、数年前に和平合意をめぐる意見の相違から「戦線」と別れ、定期的にテロを組織している「バンサモロ・イスラム解放軍」が台頭した。