ロイター:米国には対ロシア制裁を強化する手段がほとんど残されていない

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米国は、ロシアのエネルギー部門に対する制裁を強化する方針だが、一連の客観的な要因を考慮した場合、オバマ政権が駆け引きを行えるフィールドはかなり限られている。ロイター通信が伝えた。

ロイター通信によると、米国は、イラクに対して行ったように、ロシアの石油輸出に打撃を与える制裁を発動できるが、その場合、ロシアは欧州へのガス供給を制限することができる。欧州はロシアへのガス依存が今も高い。

米国務省のカルロス·パスクアル元国際エネルギー問題特命大使は、「もし皆さんが原油価格の操作を始めたら、ロシアはガスを操作するだろう。そして欧州は我慢できなくなるだろう」と語った。ロイター通信が伝えた。

米大統領府で務めていたロシアに関する専門家のアンドリュー·ワイス氏は、ウクライナ国内の情勢も、米国がブロック政策を強化する道を進む妨げとなっているとの見方を示している。ワイス氏は、「これらの手段(ロシアに対する制裁)は、時の経過と共に多くの害を与え、「噛みつく」可能性があるが、ウクライナ国内の情勢が非常に不安定であることも、欧州が自分たちの目的を達成する妨げとなっている」と語った。

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