同議員によれば、メルケル首相は、米国に追随することによって、EUをロシアとの長期的対立に突き動かしている。それは引いては「新冷戦」に発展しかねない。
「なぜキエフ政権が今年、財政破綻の危機に直面しているにも関わらず、新型兵器の購入に4倍も多い金額をつぎ込むことを望んでいることに対し、一言の批判も上がらないのか。他にも、軍事顧問の登場、米英兵器の販売。こうした動きを平和な手段による軍事紛争の解消を目指した動きであると解釈することが一体、可能なのだろうか。米国や英国に対して制裁を導入したくはないか。思うに、制裁という路線を見直し、それが大いなる過ちであったこと、それによって欧州が脚を射抜かれてしまったということを認めるほうがよくはないか。だからこそ、制裁は継続されるべきではないのだ」。サラ・ヴァゲンクネヒト議員の議会における発言。