ハーディ大統領は、どこか別の場所へ移動した。護衛関係者によると、大統領は、湾岸協力会議(GCC)加盟国の外交官らと一緒に、ヘリコプターで飛び立ったという。
なおロイター通信は、ハーディ大統領の補佐官らの話として、大統領はアデンに残っており、どこにも行く気はないと報じている。
ハーディ大統領は24日、イエメンに対する国際的な介入を呼び掛けた。大統領は、国連安全保障理事会のメンバーに送付した書簡で、「イエメンとその国民をフーシ派の侵略から守るために」、国連憲章の第七章に基づく即時の軍事介入を要請した。ハーディ大統領は、GCCやアラブ連盟にも同様の要請を行った。
ハーディ大統領は2015年1月にイスラム教シーア派の反政府勢力フーシ派が首都サヌアの大部分を掌握した後、辞意を表明した。