アサド大統領は、シリア側はこうした要請を待っており、要請が入り次第、必ずこれを受けると語っている。
「ロシアが東地中海やシリアのタルトゥス港など、世界各地に存在を示しているということは、これは20年以上前のソ連崩壊後、失われたバランスを保つために必要だからだ。我々にとってはロシアの存在が我々の地域でより強まれば、地域はより安定する。なぜならロシアは世界全体の安定強化のために非常に重要な役割を演じているからだ。このため、私が言えるのは、シリアとしては東地中海における、特にシリア沿岸そしてシリアの港におけるロシアの存在拡大を歓迎するということだ。」
アサド大統領は中東とウクライナの情勢が直接的な平行関係があるとの見方を示して、次のように語っている。
「シリアの危機とウクライナ情勢の間に関係があると言う考えに、私は常に立ち戻っている。なぜならば、第1に両方の国はロシアにとって意味を持つ存在であること。第2に両方のケースとも目的はロシアを弱体化させ、傀儡国を作ることだったからだ。」
アサド大統領はテレビ「ズヴェズダー」からのインタビューにこう答えた。