リー元首相の棺は、シンガポールの警官、海軍、空軍、陸軍の将校らで編成された儀仗兵に護衛されて移動している。強い雨が降る中、沿道に集まった数万人の人々に見送られているという。ロイター通信が伝えた。
国葬に参列するために、多くの国の高官たちがシンガポールを訪れている。ロシアからは、イーゴリ・シュワロフ第一副首相が参列する。インドネシア大統領、韓国大統領、ミャンマー大統領のほか、オーストラリア、インド、日本の各首相なども参列する見込み。
リー元首相は3月23日に、2月初旬から肺炎で入院していたシンガポールの病院で亡くなった。
リー首相は1959年から1990年まで30年以上にわたって首相を務めた。リー首相はシンガポールを「第三世界」から世界の金融中心地の一つに様変わりさせた。
リー元首相の遺体は25-28日まで国会議事堂に安置されて一般の弔問が受け付けられ、140万人以上が哀悼の意を捧げるために訪れた。