両国外相は会談前、自分たちと記者らのための、一種の「ウォームアップ」を行った。
記者団の中からロシア外相宛に、交渉を楽観視しているか、との問いかけがなされた。ラヴロフ外相はこれに対し、オプティミズムは儲からない、と答え、居合わせた人の微笑を買った。
対してケリー長官は、「オプティミズムに対して十分な対価を貰っていない、ということですか」と応じ、一層その場を沸かせた。
ローザンヌ交渉で両国外相は、イラン核開発問題の包括的解決に向けどのような方策を取ったらよいかということについて、意見を交換した。
また両国外相は、中東情勢を中心に、焦眉の地域および国際問題について討議した。