上海から東京へ‐3回転半

© Sputnik / Alexander Vilfエリザヴェータ・トゥクタミィシェワ選手とエレーナ・ラジオノワ選手
エリザヴェータ・トゥクタミィシェワ選手とエレーナ・ラジオノワ選手 - Sputnik 日本
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中国の上海で2015年世界フィギュアスケート選手権が開かれた。日本の東京では4月16-19日にフィギュアスケート国別対抗戦が開催される。ロシア代表は最多ポイントを獲得し、国別対抗戦へ1位で選出された。国別対抗戦にはロシアのほか米国、日本、カナダ、フランス、中国の6カ国が出場し、優勝を目指してしのぎを削る。ロシア代表のメンバーはすでに発表された。ロシアからは女子シングル代表として、上海の年世界フィギュアスケート選手権で1位と3位に入ったエリザヴェータ・トゥクタミィシェワ選手とエレーナ・ラジオノワ選手が出場する。

トゥクタミィシェワ選手とラジオノワ選手はすでにロシアへ帰国した。3月31日、金メダルを獲得したトゥクタミィシェワ選手はサンクトペテルブルグのプルコヴォ空港に降り立ち、花束と大きな拍手で迎えられた。今年、シングルとペアの競技では初めてヴォーカル入りの曲の使用が認められた。しかしトゥクタミィシェワ選手の振付師のタチヤナ・プロコフィエワ氏は、歌詞の入っていない曲を選んだ。トゥクタミィシェワ選手はショートプラグラムでモーリス・ラヴェル作曲の「ボレロ」を使用した。

18歳のトゥクタミィシェワ選手は中国で大絶賛をセンセーションを巻き起こした。トゥクタミィシェワ選手は開始から30秒後、難易度の高いトリプルアクセルを決めた。トゥクタミィシェワ選手は、3回転半ジャンプを見事に成功させた。ショートプログラムならびにフリーでも1位となり、210・40ポイントを獲得して金メダルに輝いた。ロシアの女子シングルとしては2005年のイリーナ・スルツカヤ選手以来の金メダルとなった。

2015年世界フィギュアスケート選手権の女子シングルでは、1位がトゥクタミィシェワ選手、2位は、日本の宮原知子選手、そしてロシアのエレーナ・ラジオノワ選手が3位に入った。この若い3人のフィギュアスケート選手たちは、近いうちにも再び顔を合わせる。3選手は、4月16-19日に東京で開かれる国別対抗戦に出場する。

世界チャンピオンのトゥクタミィシェワ選手は、ペテルブルグのプルコヴォ空港で出迎えた記者団に「私は未だに興奮が収まりません。初めは世界選手権での優勝が夢ではないことを信じられませんでした。状況が複雑であればあるほど、もしその困難を克服できたときには、印象がさらに強まります。私は幸せです。この後は数日休んでから、東京で開かれる団体戦に向けて準備を始めます」と語った。

ロシアのムトコ・スポーツ相は、トゥクタミィシェワ選手とラジオノワ選手の結果を高く評価した。しかし男子シングルでは、ロシア人選手の演技が安定していないことを認めた。ムトコ・スポーツ相は、ロシアのセルゲイ・ヴォロノフ選手とマクシム・コフトゥン選手が、来シーズンは同じミスを繰り返さないことに期待を表した。

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