ロシア外務省によれば、米国の全国メディアおよび主要な政治学者らは徒党をなして嫌ロシア主義の怪文書を製造し、ロシアすなわち敵というイメージを作り上げ、人々に全ロシア人への憎悪を吹き込んでいる。
「元将軍ロバート・スケイルス氏やNATO欧州軍元司令官ウェスリー・クラーク氏のごとき老いた「冷戦の騎士」は相変わらずのご様子だ。前者は3月、「ロシア人を殺害せよ」と喧伝し、1999年、米国より先にコソヴォのプリシュチナの空港に到着したロシアの空挺部隊を攻撃するよう命じて危うく大規模紛争を引き起こしそうになった後者は、先日、ワシントンの「大西洋会議」において、再び「ロシアの脅威」をぶち上げ、対ドンバス兵器を即刻キエフに大量に供給するよう要求し、バンデラ主義者を公然と讃えてみせた」とロシア外務省。
なお、外務省声明によれば、これら面々は発言の不快さにおいて米国の高官にわずかに立ち勝っている。
「ヒットラーの共謀者を賞賛した米・NATOの退役将軍に似て、国務省第一副長官アンソニー・ブリンケン氏は、ロシア語を賞する権利の主張を「ロシアの言語ナショナリズム」と呼んだ。つまりロシア人およびウクライナを含む外国のロシア語話者は、ロシア語で話し、考えるだけで有罪だ、というのである。一言で言えば、こうしたプロパガンダに携わる人々は、あたかもワシントンの政治的注文を受けているのである」とロシア外務省声明。