「とんでもない視聴率! うちはこの『マーシャ』で史上最大記録を出したよ。80万人が同時に見ているんだから。今までそんな高い視聴率を出したアニメなどなかった。」
イタリアの子供向け大手テレビ局Rai YoYoのマッシモ・リオフレディ社長はこう語る。Rai YoYoは「マーシャと熊」のイタリアでの全編放映権を買収。
イタリアでの放映は1日に3度で1度に3シリーズを一気に見せる。このスキームを考案したのもリオフレディ社長。社長は視聴率が上がってきたときに、この見せ方を考え付いたという。近日中にDVDも発売。塗り絵やイタリア語翻訳の本もでる。
ブログでの親たちの反応は、「善きこと、優しさをおしえてくれる、ためになるアニメ」、「いまどきのアニメとは大違い」と好評。
ご存じない方にご説明すると、主人公のマーシャはすばしっこい、好奇心旺盛な女の子だが、優しい心を持ち、明るい性格。熊のほうは、元サーカス出身。多くの賞、メダルを有しているが、今は森で穏やかな暮らしを営み、マーシャのいたずらに悩まされている。
テレビ用アニメ「マーシャと熊」は2009年にスタート。1シリーズは6分。
「マーシャと熊」は2015年、米国の「キッズ・スクリーン賞」(Kidscreen Awards)でロシアのアニメとしては商業セグメントで初の最優秀アニメを受賞。