「2015年の最初の3ヶ月間でロシア通貨は世界最悪の通貨から最良のそれへと移行し、最高峰の予想的中率を誇るアナリストらさえ予想を裏切られた」とブルームバーグ。
アナリストらによれば、石油価格が6年ぶりの低水準まで下落し、政策金利が縮小したことで、一旦ルーブルは弱まったが、それら要因は後景に退いた。その主因は、ウクライナにおける停戦である。
専門家らは、ルーブルは最悪のシナリオを免れ、ロシア通貨はその全く予想不可能な性質をあらわにした、と驚きをもって指摘している。
アナリストらの予想では、もしドンバス停戦が続いたなら、ルーブルが今後も強まることはほとんど不可避である。ロシア国債市場も値上がりする見込みである、とブルームバーグ。