情報筋によれば、殴打した副操縦士はキャプテンが機内の乗客数、離陸重量、燃料重量を尋ねたところ、その質問が気に入らなかったらしい。副操縦士はこぶしを振り上げ、機長に襲い掛かった。機長の尋ねたフライト情報は機長室のインフォメーションボードにすでに貼られていた事が指摘されている。
このパイロットが怒りに我を忘れて事件を起こしたのは今回が初めてではない。「エア・インディア」内の情報筋によれば、3年前にも機長に取っ組み合うため、操縦室を出るよう求めたことがあった。その1年後、他の機長からもこのパイロットの粗暴さが指摘されており、パイロットとしての適性が疑問視されていた。