金曜日の朝、鉾田市の人々は、市内の海岸線10キロにわたり、およそ150頭ものイルカが打上げられているのを発見した。イルカの胴体は、原因不明の様々な傷に覆われていた。
海上保安庁及びアクアワールド茨城県大洗水族館の職員、地元住民らは、通報を受けて直ちに、イルカの救助作戦を開始、一頭ずつ担架や防水シートにのせて、海へと帰した。
地元の人達は、イルカの命を救おうと海岸に駆けつけ、イルカの身体に海水をかけたり、身体が乾かないよう濡れたタオルで包んだりした。打上げられたイルカの多くは、長い間大気に触れたため、呼吸ができず、ひどく弱っていた。
なおイルカは、カズハゴンドウと呼ばれる種のもので、通常深海に生息しているため、これほど多くの数のゴンドウが何故岸に打上げられたのか、専門家も、はっきりとした理由が分からず頭をひねっている。