仏ニュースサイト評論員 「ミンスク合意違反をしているのは 主にキエフ当局とNATO」

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「西側のマスコミには、ミンスク合意に違反したとクレムリンを非難する根拠がない」フランスのインターネットニュースサイトAgoraVoxのケヴィン・カーラル評論員は、そう結論付けている。

また彼は、欧州安保協力機構「OSCE」の報告書とキエフ当局が下した決定をもとに、ミンスク合意の遂行を項目ごとに分析した結果、NATOとキエフ当局を「和平プロセスに違反している」と非難し、この両者がドンバス地方における休戦の主な違反者であると断じた。

彼は次のように指摘しているー

「『両当時者は紛争ゾーンから外国の限定兵力を引き離す義務を負う』としたミンスク合意の基本的項目について言えば、キエフ当局は、これを犯し、米国人や英国人、彼らに続いてカナダ人も匿っている。

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ガストランジットをめぐるウクライナとの契約、延長はされず
またミンスク合意の『ドネツク及びルガンスク両州に特別の地位と部分的自治を分与する』という項目に注意を向けるならば、ウクライナ議会は、非中央集権化あるいは東部地域への部分的自治権付与という考えに少しも譲歩していない。

さらにもう一つ、キエフ当局がひどく違反している項目がある。それはリストに追加されているもので、ドネツク及びルガンスク人民共和国との社会的経済的絆の復活である。キエフ当局は、これを拒否している。

ウクライナは、ウクライナ南部東部住民に対する社会手当・年金その他の補助金の支払いを復活させず、銀行システムも回復させず、経済封鎖の解除も急いでいない。

なぜ西側マスコミは、キエフ当局によるミンスク合意違反に対し、頑固に沈黙し続けるのか? そしてロシアばかりを激しく執拗に非難し続けるのだろうか?」

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