先に議会の共和、民主両党は、大統領に特別の貿易権限(fast track)を付与する法案を提出した。もしそれが採択された場合、米行政府は、貿易合意を締結する事ができるようになり、議会の権限は、修正を加えず、それを承認するか、あるいは拒否するだけとなる。
ホワイトハウスは、そうした権限を、世界経済の40%、世界貿易の三分の一を占める環太平洋諸国間の貿易障壁を取り除くために利用したいと期待している。木曜日、法案は、上下両院の関連委員会の指導者らにより承認された。
オバマ大統領は「我が国の潜在的購買者の95%が、米国外に住んでいることを念頭に置けば、我々は、グローバル経済のためのルールを作るのは米国であり、中国のごとき国ではないと確信すべきである」と指摘した。