ラヴロフ外相 リスナーの質問に答える

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ロシアのラヴロフ外相は22日、リスナーから寄せられた国際関係や外交政策などに関する質問に答えた。ラヴロフ外相へのインタビューは、3つのラジオ局「スプートニク」、「モスクワのこだま」、「ガヴァリート・モスクヴァ」で生中継された。

ラヴロフ外相にインタビューしたのは、ラジオ「スプートニク」のマルガリータ・スィモニャン氏、「モスクワのこだま」のアレクセイ・ヴェネジクトフ氏、「ガヴァリート・モスクヴァ」のセルゲイ・ドレンコ氏だ。

ラヴロフ外相へのインタビューの一部をご紹介する。

ロシアのラヴロフ外相には、リスナーたちから28の言語で質問が寄せられた。リスナーたちは、「IS(イスラム国)」や米国、ビザなどに関する問題に関心を表した。またロシア軍で勤務する可能性についての質問もあった。その他、ウクライナとドンバスのテーマについての質問もたくさん寄せられた。たとえば、「なぜロシアは、ノヴォロシア(独立を宣言したルガンスクおよびドネツク両人民共和国)の承認を拒否しているのか?」という質問があった。ラヴロフ外相は、「ロシアの利益は、ウクライナを分割しないことにある。私たちはウクライナが平穏であることを望んでおり、そのためにはウクライナを不可分のものとして残す必要がある。その他ロシアは、軍事・政治的な意味、ウクライナのステータスで中立であることに関心を持っている。なぜならウクライナの分裂が意味することは一つ、北大西洋条約条約機構(NATO)側がウクライナを反ロシア的にしようとするだけだからだ。私たちは皆、そのことをよく理解している」と述べた。一方でラヴロフ外相によると、キエフ政権は領土の統一性を維持するために、単一国家とウクライナ化に関する問題で頑固さを捨てる必要があるという。

ロシアのラジオ局の指導者たちによるラヴロフ外相へのインタビューでは、露米関係についても触れられた。ラヴロフ外相は、ロシアはオバマ米大統領に多くの期待をかけていたが、オバマ大統領の任期中には、「各地域の安定性の利益に合致しない完全に筋の通らないたくさんの戦争が続いた」と指摘した。ラヴロフ外相は、「私たちには、民主党大統領と共和党大統領との協力に関する良い例がある。重要なのは、これらの人々がプラグマティックに外界との関係を構築し、ずいぶん前に過ぎ去った過去を取り戻そうとせず、自分たちの決定を全ての人たちに命じないことだ」と述べた。

なおラヴロフ外相は、ロシアは決して現米大統領との対話を拒否することはないと指摘した。

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