ロシア外務省のサイトによれば、「ロシア連邦指導部の決定による避難行動の枠内で、4月23日、イエメンからジブチ経由でモスクワへ2機の航空機によって197人が運ばれた。内訳はロシア人13人、CIS諸国が80人、このほか、外国人104人で、イエメン、米国、セルビア、キューバ、コロンビア、ボスニア、ヘルツェゴビナ、シリア、レバノンの出身者ら。」
4月中旬、ロシア海軍の船がイエメンから運んだ避難民は308人に及ぶ。このなかにはロシア人45人、イエメン人159人、米国人18人、ウクライナ人14人が含まれている。
ケリー米国務長官は電話会談を通じ、ラヴロフ外相に対し、自国民のイエメン脱出への協力について個人的に謝意を表した。
米国政権がイエメン在住の自国民の避難を拒否する通知は4月3日、米国務省のサイトに掲示。米国民には自力でイエメン脱出を図るか、もしくは「安全に出国できないうちは、安全な避難場所に隠れる」よう通達されていた。