「ロシアを危険視することは私は馬鹿げていると思う。リスアはグローバル規模でのプレーヤーだと考えている。これは素晴らしい、代わることのできないプレーヤーだ。ロシアと関係発展が出来ないという理由は私には見つけられない。」
キルチネル大統領は、ロシアとアルゼンチンは多極的世界、民族主権の尊重、他国の内政干渉の拒否という原則を分かち合っていると語った。
「今日、何人(なにびと)も友好、関係の独占を要求することはできない。これができるのは、人間どおしの個人的関係の場合であり、政治の世界や様々な国家間の関係ではありえない。私はあらゆる国との関係を維持すべきだと思う。」
キルチネル大統領は、「敵味方」のプリズムを通して世界を把握する姿勢を超えるべきと語り、そうした姿勢は二極世界、冷戦時の過去のものとせねばならないと指摘した。