同協会のタマーラ・エミリヤノワ会長は「4月末から5月初めの時期に『候補猫』の受付を始める。優勝者には、そのヒロイズムを称えて猫の家が贈られ、飼い主にはカップと賞状が渡される」と伝えた。
モスクワの猫サーカスを率いる有名なクラウンのユーリイ・ククラチョフ氏も、優勝候補の猫の飼い主の一人だ。彼が飼っているメス猫のストレルカは、日本で地震があった時、主人を助けた。又オス猫のチャルリクは、別荘の火事を主人に知らせたとの事だ。
ククラチョフ氏は当時のことについて「ストレルカがホテルから突然通りに飛び出したので、私は建物を出て彼女を追いかけなければならなかった。それからすぐ、地震が始まった。もしホテルの中にいたら、大変危険な目にあっていただろう」と語っている。
猫や動物が主人を救ったという話は、ネットにたくさんアップされている。先だっても「ズヴェズダー(星)」という名のサイトには、赤ちゃんを救ったマーシャというメス猫が紹介されていた。カルーガ州オブニンスクで1月10日、市内のある大規模アパートの車寄せに、何者かによって2歳の坊やが置き去りにされたが、猫のマーシャが何時間も、自分の体温でこの坊やを暖め、命を救った。