メルケル首相によると、欧州理事会で、対ロシア制裁の延長あるいは解除はウクライナに関するミンスク合意の履行と関連付けられることが決まったという。
なおロイター通信によると、メルケル首相は「履行に時間がかかっているのは明らかで、この件について6月に再び協議する」と述べた。
25日、ケリー米国務長官は、ミンスク合意履行のためのロシアの努力は「不十分」であるため、現時点で対ロシア制裁の解除あるいは緩和に関する話はないと発表した。
約1週間前、オバマ米大統領は、ミンスク合意が完全に履行されるまで現行の全ての制裁を維持するようEU諸国に呼びかけた。