「ピョンヤンに残る決定をとったのは金正恩氏。正恩氏は出席できない。この決定は朝鮮半島内部の問題に関連する。」30日の記者会見でペスコフ報道官はこう語った。
これについて、有名なロシア人東洋学者でロシア科学アカデミー東洋学研究所、朝鮮モンゴル課のアレクサンドル・ボロンツォフ課長は別の説を唱えている。
「反ロシア的な要素がないことは明白。金正恩氏自身は本当は来たかったし、むろん西側におもねるつもりもない。我々の知らない、何か客観的な不可抗力的事態が邪魔したのだろう。もしかしたら健康に関することかもしれない。以前、金正恩氏は足に問題を抱え、杖を突いていた。だが北朝鮮の不安定化といったような危機的な現象は見られない。」
北朝鮮との関係はロシアにとっては自国の東の国境を接する朝鮮半島の安定と同様、重要。