スカイ・ニュースがナイジェリア軍報道官の声明を報道したところによれば、解放された少女200名、成人女性93人の中には2014年4月、シボク村の中学校襲撃における誘拐者は含まれていない。中学校襲撃では200人以上の女子生徒がさらわれている。
組織の名称「ボコ・ハラム」はハウサ語で「西の教育は罪」の意味。ナイジェリア人児童は様々な形態の暴力を受けている。若い女性や少女らはレイプをうけ、奴隷労働や結婚を強いられている。武装戦闘員らは学校の教師や生徒らを主に狙っており、2014年末までに300を超える学校が破壊され、196人、314人の生徒らが殺された。
「ボコ・ハラム」はナイジェリア北東部にイスラムのカリフ制をしき、イスラム法典の基礎を導入しようとしている。観測筋、人権擁護団体によれば、「ボコ・ハラム」は占領した地域の住民にテロをしかけ、公衆処刑や見せしめを行っている。
「ボコ・ハラム」のテロによってナイジェリアではここ5年、1万3000人を超える死者が出た。
これに対し、国際社会から注意が喚起されることは何故か皆無。大量に人が殺され、脅威が高まっているにもかかわらず、目が向けられないのが現状だ。 これが何故なのか、問うたところで不明瞭な返答しか得られない。