落ち込みの原因としては、今年第一4半期ロシアのタバコ市場が9%縮小した事、経済成長のテンポの鈍化、在庫調整、さらにはタバコをめぐる法律の改正などが挙げられている。
JTIがロシア市場に参入したのは1992年で、国際的なブランドであるWinston, Mevius, Camel, Sobranie, Glamour や LD、ロシアのブランドとしては「ルースキイ・スチーリ」「ピョートルⅠ」「トロイカ」などを販売している。
日本たばこ産業グループに属するJapan Tobacco Internationalは、ロシア国内ではサンクトペテルブルグとモスクワ、レニングラード州そしてエレツに4つの工場を持っている。12月、日本たばことPhilip Morrisは、ロシア国内で物流事業を手掛けるメガポリス(Megapolis Distribution)の株式をそれぞれ20%ずつ取得する事で合意した。なお出資額は合計で15億ドルだ。