プリセツカヤさんの名は、すでに存命中から伝説的なものとなっていた。プリセツカヤさんが初めてボリショイ劇場の舞台に登場したのは1940年代半ばだった。プリセツカヤさんはほぼ60年にわたって舞台で踊り、ボリショイ劇場の舞台には約50年間立ち続けた。
プリセツカヤさんは特に「白鳥の湖」のオデット/オディール、「眠れる森の美女」のオーロラ姫、「石の花」の山の女王、「カルメン組曲」のカルメンなどを得意とした。
ロシアの偉大なバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤ
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/ 革新的な作品「カルメン組曲」で主役カルメンを踊ったあと、外国の振付家たちの大きな注目を浴びるようになった。その結果、ローラン・プティによる「バラの死」、モーリス・ベジャールによる「ボレロ」や「イサドラ」がプリセツカヤさんに捧げられた。
ロシアのプーチン大統領は、親族や友人、そしてプリセツカヤさんの全てのファンたちに衷心より哀悼の意を表した。