モレル氏は、「我々は政治家たちに、アラブ諸国での騒乱がアルカイダの立場を損ねると説得した。アラブの春は、中東と北アフリカのイスラム過激派にとって恵みとなった。対テロ活動の面から見た場合、アラブの春は冬と化した」と指摘している。ワシントンポストが伝えた。
CIA副長官を務めていたモレル氏の著書は、CIAにおける30年間の職務をテーマとしている。モレル氏は著書の中で、2010年のアラブの春、2001年から始まったCIAの対テロ作戦、CIA元職員のエドワード・スノーデン氏による大規模な情報漏洩、ビンラディン殺害などについて触れている。
同書の出版は、CIAの活動に関する最近で最も大きな批判的反応を呼んだ。