「昨年、ロシア向けの日本の新車の輸出は約30%縮小した。これにかかわらず、ロシアにおける日本の新車の販売は7%伸びている。」
エゴロフ首席代表は、日本車の販売増の主な原因について、日本自動車企業の大半がロシア領域での生産のローカリゼーションを進めたためとみなしている。
「自社の生産基地を持つことで日本の自動車企業は将来の見通しに自信がもてるようになる。ロシアの現地生産と日本から輸出をうまくコントロールできれば、最大限のビジネス効果が発揮できる。」
スズキ自動車はロシアでの販売を2.6倍にも伸ばした。マツダ自動車で17%増、日産は11%増、トヨタで5%を伸ばしたが、これに対してホンダは20%も販売ダウンとなった。これについてエゴロフ主席代表は、ロシアにおける生産拠点を持たないことが原因との見方を示している。