マッケイン議員は「オバマ政権はいかなる買収手段にも訴えるだろうが、この件で成功が望めるとは思えない。なぜならペルシャ湾願諸国はイランとの合意を脅威と受け取っているからだ」と語っている。
これより前のロイター通信の報道によれば、オバマ大統領はサミット開催を目前に控え、サウジアラビアのムハメド・イブン・ナイエフ、ムハメド・イブン・サルマン両王子とそれぞれ会見を行う。オバマ大統領派当初はサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール=サウード国王とのみ交渉を行うつもりだったが、国王は訪米を退けた。
イランと六カ国協議参加国が前提合意を結んだ後、ペルシャ湾岸諸国はイランがこの地域で勢力を伸張することを憂慮している。オバマ大統領の発案はこの地域における自国の連合国をなだめることを目的としたもの。