人道援助、または人道カタストロフィー

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人道援助物資および諸外国の医師、民間専門家らを積んだイラン船籍の「イラン・シャヒード」は11日、ペルシャ湾にあるイランの港を出港し、イエメンの紅海にあるアル・フデイダ港へ向かった。「イラン・シャヒード」は12日夜、紛争当事者らによって宣言された5日間の休戦期間にイエメンに到着する予定だった。

ところが出港後、合同軍側の公式代表を務めるアフメド・アシリ将軍が性急な声明を表した。合同軍は前提合意および国連の許可書を持たないイランの船がイエメンに入ることを許さないというのだ。

ラジオ「スプートニク」はこの件について、イランのアラブ語新聞「アル・ヴァファグ」紙のモサイエブ・ナイミ編集長にインタビューしたところ、編集長は人道援助物資を積んだイランの船の出港については事前に合意が出来ており、国際赤十字の許可も下りていたと語った。

イランの船がイエメン沿岸に入った場合、これを阻害する可能性があるというアラブ「合同軍」側からの威嚇にイラン側からの報復措置がないではすまされない。

イラン軍総司令部マスード・ジャザエリ副司令官はイランのアラブ語テレビ放送「アル・アリャム」からのインタビューに答えたなかで、「イランの国際赤新月の船が襲撃された場合、この地域の戦争が誘発される。そうなればこの戦争は止めることも、コントロールすることも出来なくなるだろう」と語っている。

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