解釈改憲に反対する市民団体「ピースウイング」(代表・山中光茂三重県松阪市長)は、集団的自衛権行使を容認した昨年七月の閣議決定は憲法違反として、無効確認を求めて提訴する方針
反対の民意を数で示そうと、署名活動も広がる。
日本弁護士連合会が昨年十一月から集めている署名は、四月一日現在で四万一千三百三十二人に。宗派を超えた宗教関係者でつくる「宗教者九条の和」にも約八千五百人分が寄せられた。
法案は、戦争を行う他国軍の後方支援を決めた「国際平和支援法案」と集団自衛権の行使を可能とする武力攻撃事態法改正案を含む。5月中にも国会での審議が開始される。政府は7月の成立を目指している。
決定されれば、自衛隊の米軍支援が大幅に拡大されることは必至。