外相は「住民投票もなく、セルビアからコソボを引き離させた者らが、クリミア住民の自由な意思表明に疑問を呈そうとすることは、あまりにも馬鹿げている」と述べている。インターファックス紙がインタビューを引用して報じた。
「米国とEU諸国の支援によって2014年2月、キエフで起こされたクーデターで、超ナショナリストらは武装手段で政権を奪い、自らの行為でこの国を分断の瀬戸際に追いやり、血塗られた内戦を起こした。この背景でクリミアの住民は国際法の規定に完全に則っている。これは国際法の基礎に数えられる民族の平等と自決の原則であり、国連憲章第1条に規定されている。」
ラヴロフ外相はコソボのケースにコメントし、
「我々は、ある領域の独立を宣言する事例が国際的な慣習になれば、前例を作ることになると警告していた。米国を筆頭とする西側同盟がここ最近、ダブルスタンダードを広範に用い、国際法の基礎を成す原則を侵害し、主権国家の内政へ直接干渉を行うことをやめない事実を再三指摘してきた。こうした路線の被害を感じてきたのはユーゴスラビア、イラク、リビアの民族だった。そして今、これにウクライナが加わったのだ。」